猫にもいろいろあるのよ
「ボク、ノエル。今日も学生がボクたちのお世話をしてくれる。
部屋を掃除してくれたり、ご飯を作ってくれたり。いつもありがとう」
「終わるまで大好きな探検でもしようかな。」
「時間って大切だよね。こうしている間も時を刻んでいる。
よく見ると秒針の動きって…ニャフフ…なんか面白いぞ」
「なんだよ、リア? ここをどけと…? 絶対ゆずらないからな」
「…あっ!そんな強引な。話し合おう、話せば解る」
「…ちくしょー。今回はゆずるか…」
「…なっなんだおまえは!なんだこのカメラ! 場所取られて何気に傷ついてるんだぞ」
「オレ、リッチ。 ここはオレの特等席なんだぜ。」
「高い所、大好き。 なんか偉くなった気分だよね。」
「…さて、そろそろ降りるか。降りる方が大変なんだよね」
「…おいおい、いつ登っても高いよこれ」
「最短は…こっちだな。」
「さて、ここから…どっちだ? …どうすれば?」
「こっちか? こっちが安全か・・??」
「距離を測って… うん、行けそうだ。」
「よし、行けた!へっへ~」
「…っておいおい、まだあるな。 こっちは……結構、高いな」
「…こっちが安全圏」
「さて、お次は…」
「ひとまず、この穴に入るか? 茶でも飲むか? 一服するか?」
「…いや、このぐらいの距離なら、もう行けるか!頑張れ、オレ」
「…って、んっっ!? ちょっと待ったっっ!!!!」
「あっ!! あぁ~っっっ!!!!!!! 思ったより高かったぁっっっっ!!!」
「………ふぅー・・。 落ち着け~…落ち着けー」
「平常心、平常心。。。焦ったのバレたらかっこ悪い。。。落ち着け~。 …んっ?」
「おっ、ご飯の時間か~?」
「…うん、ご飯が美味いっ!ご飯が美味いぞっっ!!。。。なんとか誤魔化せたな」
「…いや~、美味かったね実際。 いや~、あの高さ、焦ったよ実際。
…そろそろここで寝るの怒られるかな~。まっ、そん時はそん時だ……オレのかわいさで
許しを請うよ。 おやすみ~zzz」
おわり