"干潟(ひがた)"の生物たち!
葛西臨海公園で干潟実習を行いました!
東京湾の干潟にて、潮間帯の上限と下限を調査し、自然界において干潟がどんな役割を
担っているのか、そして干潟という特殊な環境に生息する生物の特徴を知ることを
目的にします!
調査、開始!
ミズクラゲ
⇨夏にかけて大量に発生する一般的な種類
マハゼ
⇨江戸前を代表する美味な魚
アカムシ
⇨砂の中に生息するゴカイの仲間
アカクラゲ
⇨長い触手を持ち、毒性が強い・・・(気を付けましょう!)
オサガ二
⇨砂地に生息し、飛び出た目眼が特徴
打ち上げられたクラゲ、海水と淡水にすむ稚魚、有機物を摂取して水を浄化する貝や
ゴカイなどたくさんの生物を発見。干潟は海の生態系の重要な一角で、海洋生態系の
周辺でもあり、海の汚れを浄化する最終地点でもあることがよく分かる場所です。
こちらは泥地の観察。
穴を深く掘って住処とする生物を多く見ることができます!
ヤマトオサガ二
⇨オサガ二に似るが別種類。近寄るとすぐに穴に隠れる。
アナジャコ
⇨寿司ネタのシャコに似ているが、類縁の遠い別の生物。
続いて、杭(最干潮時)に付着した生物の調査!
⇧長時間水から出る位置にはタテジマフジツボ
⇧その下にはアメリカフジツボとタテジマイソギンチャク
⇧最も水から出る時間が短い部分にはマガキ
このような状態を帯状分布といい、干潟の最高潮位や生物が好む生息環境を
知ることができます。
その他にもカキ礁の観察・干満の観察などを通し、座学だけでは知り得ない
たくさんの現場経験を積むことができました。
在校生のみなさん、お疲れさまでした!
引き続きがんばりましょう!